BUCK-TICK「CLIMAX TOGETHER」の映画を見た

昨夜はスペアザのライブを見た後、元町・中華街駅から電車に乗り、新宿三丁目駅へ直行。新宿バルト9で期間限定上映中の『BUCK-TICK ~CLIMAX TOGETHER~ ON SCREEN 1992-2016』を見ました。終電後の深夜の回でしたが、土日ということもあり、程よくお客さんが入っていた印象でした。

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じつは一時期BUCK-TICKにハマったことがありまして、それが『狂った太陽』『殺シノ調ベ』『darker than darkness』の頃。当時、自分はまだ九州の田舎で学生でした。

ちょうどその時期、地方局の深夜の音楽番組で『Climax Together』の映像が紹介されたことがあり、それを見て大変な衝撃を受けました。ヘルメット被ったギタリストがいきなり出てきて「ICONOCLASM」とか、いま考えてもだいぶぶっとんでたなと(笑)。当然ライブビデオも買い、それこそテープがすり切れるんじゃないかってくらい見ました。

今回の映画でも、いい感じに年齢を重ねた今井さんが、「周りの音が全然聞こえなくて…」的な話であのヘルメットを振り返っていました。映画は「CLIMAX TOGETHER」の名の下、横浜アリーナで1992年・2004年・2016年に開催されたライブの映像とメンバーへの個別インタビューで構成されていて、1992年・2004年の映像は当時の世相とか自分自身のこととか思いを巡らしつつ、2016年の映像は「見に行きたかったな…」と思いつつ見ていました。

あと、メンバーへのインタビュー映像を見ながら、平成仮面ライダーシリーズの敵方のシーンで使われてそうなセットだなあ…と思ったのをきっかけに、「メンバーの誰が一番ラスボスにふさわしいか?」というのをわりと真剣に考えていました。

「ラスボス」ってところでいうと、後輩にあたる樋口(弟)さんと星野さんは抜けるかな。今井さんは見た感じといい今回のセットといい、だいぶラスボス感を漂わせているけど、今井さんを倒した後でさらなる大物が出てきそう。となると櫻井さんかヤガミさんだけど、インタビュー映像での櫻井さんはときどき笑う場面もあり、意外に(?)人間味あふれる印象。ヤガミさんも、もはや「敵も味方も超越した存在」のイメージだし…。結局のところ、結論は出ずじまいでした。こんなこと書いてしまって、ファンの皆さんにも怒られそうです。すみません。

BUCK-TICKをライブで見たのは2007年、ライジングに出演したときのみ。そのときはラスト2曲が「ICONOCLASM」「スピード」(リリース当時の『Climax Together』と同じ)で、個人的にテンション上がってました。機会があれば、またライジングでも見てみたいなあ。それと先日、1992年の『Climax Together』全曲を収めたライブ盤もリリースされたそうなので、これはぜひ音源を手に入れたいと思っています。