SPECIAL OTHERS(スペアザ)ライブ@横浜ベイホール

3月11日。そういえば6年前の今日も、横浜でライブを見る予定だったんだよな…と思い出しつつ、元町・中華街駅で下車し、歩いて横浜ベイホールへ向かいました。今日はスペアザの全国ツアー「BEST盤TOUR QUTIMA Ver.22」の初日でした。
 
Stay
ROOT
STAR
GOOD MORNING
Good luck
LIGHT
 
PB
BEN
ORION
Wait for the Sun
Hankachi
 
 
↑こちらが本日のセットリスト。会場は満員御礼ソールドアウト。『SPECIAL OTHERS II』でコラボした人出るかなあ、出るとしたらハマケンあたりかなあ…とか思っていたら、本当にゲストはハマケンでした。
 
ピンクのスーツで登場したハマケンは、在日ファンクでおなじみJBばりの(でもちょこまかちょこまか動くので、なんだか笑える)パフォーマンスで観客をわかせていました。それにしてもハマケン、もともと小柄な印象だけど、スペアザのメンバーと並んだら又吉君より小さくて、それが今日一番の衝撃でした。
 
あとMCでも話題に出た「Wait for the Sun」のヤギさんソロ、自分も苦笑いで見てました。又吉君もびっくりしてたし、他3人の演奏をやめさせ、ヤギさんが1人で弾き始めたと思ったら、急に芹澤に絡み出すし(MCで「最初目をそらした」と芹澤が言っていた)。それでもちゃんと曲をまとめてくるあたり、10年選手の貫録を感じます。

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今回のツアーでは、会場限定で『SPECIAL OTHERS WORST』が販売されます。自分もいつもより早めに行って物販に並び、購入しました。「メンバー渾身の作品であるにも関わらず、ライブで思いっきり空振りする曲」など11曲をメンバーがチョイスしたそうで、帰宅してから収録曲を確認したところ、
 
ido
Aului80(self remix)
Saudade
CP
LIFE
Birdie
When You Wish Upon a Star
Ubiquitous
Silent
Quinto
The Guide
 
見事に自分の好きな曲ばかりでした。「Ubiquitous」なんて、『QUEST』の中で一番聴いたのに、ライブで見たのは1回だけだし(たしかに会場の反応は微妙だった)。
 
『PB』収録の「Silent」も好き。「LIFE」は日比谷野音でのライブ音源のほうをよく聴くけど、「LIFE」から「PB」への流れは本当に神がかっていると思う。「Saudade」や「The Guide」もよく聴く曲。今後の反応次第では"一軍昇格"もありうるとのことなので、個人的に『SPECIAL OTHERS WORST』の曲は応援したいと思っています。

toconomaライブ@代官山UNIT(2/26)

もう1週間も前の話になりますが、この間の日曜日(2月26日)、代官山UNITでtoconomaのライブを見ました。『SYNCHRONICITY presents tocojaws 2017+』というイベントで、DOTAMAとのツーマンでしたが、自分は会場到着が1時間も遅れてしまったせいで、DOTAMAは見られずでした。DOTAMAさんすみません…。

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toconomaは前日の大阪に続いて2日連続のライブ。「wander wander」「Hello goodbye」からスタートし、中盤に「Apollo」「Yellow Surf」があり、先日レコーディングを終えたばかりという新曲も織り交ぜつつのセットリストでした。今回も気持ち良くゆらゆら揺れながら聴いていました。
 
MC担当の西川さん、石橋さんによれば、2人の声がそろっちゃうくらい「2017年は矢向怜」推しだそうで、矢向さんベースソロでは大歓声が湧き起こっていました。観客の期待に骨太演奏で応える矢向さんかっこいい。ギター石橋さんのカッティングも聴いてて心地良い。これだけ楽しませてくれる人たちなのに、バンド活動はおもに週末のみ、平日は別の仕事をしているというのがちょっと信じられないです。
 
新曲はYouTubeでMVが公開されている「orbit」も含め、4曲くらい演奏したのかな。どの曲もセンスの良さが感じられて、年内に出るであろう新作に向けて期待が膨らみます。「orbit」は生で聴くと魅力が一層増す感じ。4人の演奏も、より気合が入っていた気がします。きっとこれからライブの定番曲に加わることでしょう。

「orbit」の後は現在進行形のライブ定番曲「vermelho do sol」、さらに「Jackie」でもう一盛り上げして本編終了。アンコールはこれまた定番曲の「relive」と「Evita」で締めくくりました。1時間半くらいでしたがワンマンと遜色ない充実した内容で、今回も気持ち良く楽しむことができました。
 
終演後はDOTAMAさんも登場。toconoma石橋さんと似ていると話題になっていました。このとき「フリースタイルを挑まれたら」的な話題が出ていたものの、自分はこの時点でもDOTAMAさんが何者か知らず(toconomaと同じインスト系の人だと思っていた)、後で調べて「フリースタイルダンジョン」に出ているラッパーだと知りました。
 
DOTAMAさん本当にすみません…。

ニューイヤーズデイ、ビューティフルデイ

明けましておめでとうございます。2017年も気まぐれな更新になるかと思いますが、当ブログをよろしくお願い申し上げます。
 
大晦日にもブログで書いた通り、年末年始の休みを利用して旅行していました。行先は四国で、元日の朝に快速「マリンライナー」で岡山へ移動しました。その途中、なんとなく音楽が聴きたくなってiPodを取り出し、さて年明け1曲目に何を聴こうかな…と考え、選んだのはU2「NEW YEAR'S DAY」。理由はもちろん1月1日だから。
War

War

 
U2も聴くようになって十数年。こんな感じで、年明け1曲目に「NEW YEAR'S DAY」を選んだ年も1度や2度ではなかったはず。そしてこの曲を聴くたび、過去に「NEW YEAR'S DAY」を「元日」と訳した日本語詞があったことを思い出し、「それはさすがに違うだろー」となってしまいます。
 
「新年の日」という訳も、個人的にちょっと違和感あるのですが、直訳だし他にしっくりくる日本語訳があるわけでもないので、やっぱり「新年の日」が一番適切な訳なんだろうな…と。こんなたわいもないことを考えながら、年明け1曲目の「NEW YEAR'S DAY」を聴いたことも1度や2度ではなかったと思います。

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元日朝の瀬戸大橋周辺は雲ひとつない良い天気で、車窓に見える瀬戸大橋と瀬戸内海に浮かぶ島々の景色も美しかったです。
 
ということで、年明け2曲目もU2つながりで「Beautiful Day」を聴きました。原点回帰といわれたこの曲もリリースから早17年…。最近は1年経つのも本当に早いです。
All That You Can't Leave Behind

All That You Can't Leave Behind

 

2016年も終わり。

今年夏のライジングの感想をブログにして以来、ブログを書く機会がないまま年末を迎えてしまいました。2017年はもっとちゃんとブログ書きたいけどなあ…。

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いまは年末の休みを利用して旅行中。旅先で見る夕日はきれいでした。
来年もよろしくお願いいたします。

ライジング(RSR 2016)の感想とか

2001年に初めて参加し、2007年から毎年通い続け、ついに10年連続11回目の参加となった今年のライジング(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO)。毎年そうであるように、今年もあっという間の2日半でした。今朝、BRAHMANが壮絶なパフォーマンスを繰り広げた後で、きれいな朝日を見ることができました。

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【1日目に見たおもなアーティスト】
 
【2日目に見たおもなアーティスト】
 
初日、バンドを従えた八代亜紀が「雨の慕情」を歌い、観客みんなで「♪雨雨ふれふれ」の大合唱(手振り付き)になったときは「本当に雨が降ったりしないだろうな…」と心配になったりもしましたが、結局は期間を通じてずっと快晴でした。まあ晴れたら晴れたで、日中は暑いし日差しも強いし、ライブ中に砂煙が舞い上がるし、夜は長袖を着込んでも寒いし(2日目の夜は風も強かった)、いろいろ大変なのですが。
 
NGORO NGORO
Wait for the Sun
Good Luck
I'LL BE BACK
Stay
BEN
 
AIMS
 
↑こちらは初日のレインボーシャングリラでトリを務めたスペアザのセットリスト。いつもより楽器少なめで、ベース又吉君は普段アップライトを使う「NGORO NGORO」「BEN」「AIMS」もエレキで弾いていました。この日はANAの荷物トラブルがあり、その影響もあってスペアザの皆さんも札幌到着が遅れたらしいのですが、この日のライブのMCではあえて(?)ANAを大絶賛していました。
 
八代亜紀の「雨の慕情」「舟唄」、布袋寅泰の「スリル」「POISON」「バンビーナ」やBOOWY時代の曲「NO. NEW YORK」「Dreamin'」では、曲が始まると同時にどよめきのような歓声が起きていました。今回が6年ぶりの復活ライブだったという大黒摩季は「熱くなれ」「DA・KA・RA」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」などなど、書ききれないくらいヒット曲満載のセットリスト。気がつけばレッドスターのステージのはるか後方まで人で埋め尽くされていました。
 
時間が被らなければ、他にもBABYMETALとか、松山千春とか、ゲスの極み乙女。とか、見てみたいアーティストは多かったんですけどね。
 
今年の大トリを務めたBRAHMANは、とにかく演者とオーディエンス(おもにステージ手前のお客さんたち)の熱の入りようがすごい。TOSHI-LOWが観客の中に飛び込んでいっても全然負ける気がしない。それだけに、あの「おはようございます」に笑みがこぼれてしまったし、その後に続いた言葉も沁み入るものがありました。

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最近、インスタグラムも始めたので、ライジングの期間中も写真付きで投稿していました。昨年に続き、各ステージ付近に無料Wi-Fiスポット・充電スポットが設置されていたので、スマホの充電切れの心配もだいぶ軽減され、通信環境も快適になったんじゃないかと思います。2日間とも歩き疲れて足が痛くて、「もう1歩も歩きたくない!」と思うくらい疲労困憊だったけど、毎年経験していることだし、それも良い思い出。来年以降も、可能な限りライジングに参加し続けたいと思っています。

SPECIAL OTHERS(スペアザ)大阪城音楽堂ライブの感想とか

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 昨年に続き、今年もスペアザ(SPECIAL OTHERS)ワンマンを見るため遠征しました大阪。6月末の日曜日、会場は昨年と同じ大阪城音楽堂、大阪は昨日まで雨ということで、天気が不安でしたが、当日は晴れました。スペアザ野外ワンマンの雨降らない率はちょっと凄い。あの人ら本当に神なんじゃないかな(適当)。
 
SPinWednesday
NGORO NGORO
The Guide
Good Luck
Mellotron
 
AROUND THE WORLD
All Things
beautiful world
I'LL BE BACK
PB
 
Laurentech
 
↑こちらが本日のセットリスト。
1stセットは野外らしいまったりとした雰囲気でライブが進行しましたが、2ndセットはセトリがいつもより地味めな印象だったにもかかわらず、会場は昨年以上に盛り上がった様子でした。鳴り止まない又吉コール、興奮気味にメンバーの名前を呼ぶ子、アンコールを求め会場後方で踊り出す人々…などなど。
 
あと、MCでの全然収拾つかないトークを見守る観客の皆さんのまなざしがあたたかいなと思いました。ちなみに今回もMCでタージンの話題が出ました。

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昨年は外が明るいうちに終演を迎えましたが、今年はMCのトークが収拾つかなかったこともあってか、終演の頃にはすっかり暗くなっていました。スペアザは今年、メジャーデビュー10周年。今日のライブで具体的な発表はなかったものの、いずれなんらかの発表がありそう。発表を楽しみに待ちたいと思います。

toconomaとROVOのライブをハシゴ

5月最後の日曜日。今日は趣味方面が盛りだくさんな一日でした。朝早くに目が覚めたので、生中継されていたチャンピオンズリーグ決勝を後半からテレビ観戦。PK戦で全員難なく決めるレアルマドリーの選手たちの「メンタルお化け」ぶりに軽く絶望しました。その後、朝から外出し、中央線を走る485系の臨時列車を目撃しました。
 
午後は神宮外苑でのコールマンのイベントにtoconomaが出演するというので見に行き、そのまま日比谷野音へ移動して、毎年恒例となっているROVOのライブも見ました。

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コールマンのイベントは入場無料で、タダでtoconomaのライブも見られて得した気分。ステージはライジングのボヘミアンくらいの規模だったけど、お客さんも多かったし、演奏も良かった。「Yellow Surf」の後半、曲の盛り上がりに反応するかのように陽射しが戻ってきて、天気まで演出に変えてしまうこの人たちは神か⁉︎ と思うほどでした。
 
toconomaを見終えた後、銀座線・丸ノ内線を乗り継ぎ、ROVOのライブ「MDT FESTIVAL 2016」が行われている日比谷野音に着いたのは17:00頃。トップバッターのクラムボンは見られず、DE DE MOUSEに続いてメインアクトのROVOが登場しました。
 
会場は「晴れているけど日光が当たらない」野外でライブを見るには絶好の天気。ROVOが登場する頃には、すでに出来上がっている人たちもあちこちで見られました(かくいう自分も、会場で缶チューハイ3缶空けた)。
 
そこへROVOの壮絶な宇宙的演奏がたたみかけてくるわけで、日比谷野音が祝祭空間と化すのも当然だよな…と、いまさら理解するのでありました。

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本編ラストの「NA-X」も良かったし、アンコールではクラムボンが参加しての「D.D.E.」で、会場は尋常ならざる盛り上がり。終演後も興奮冷めやらぬといった感じです。最近あまりライブに行けていなかったけど、今日は久々にライブを見られて、しかも好きなアーティストをハシゴできて、大満足な一日でした。

関西(おもに京都・奈良)で見た桜

2か月近くブログを更新していない間に春になり、桜が見頃の時期になっていました。先週末は関西(おもに京都・奈良)に滞在しており、仕事ついでに満開となった桜の写真も撮ってきたので、この場を借りて紹介したいと思います。

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SPECIAL OTHERS(スペアザ)2/6豊洲PITライブの感想

すでに開催から1週間以上経っているわけですが、先週土曜日(2月6日)、豊洲PITにてSPECIAL OTHERS(スペアザ)のライブを見ました。

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豊洲PITでライブを見るのは今回が初めて。最寄り駅はゆりかもめ新豊洲駅ですが、自分は有楽町線豊洲駅から1駅歩いて会場に行ったこともあり、ギリギリの到着でした。フロアに入ってすぐ開演となりました。

Marimba Session
I'LL BE BACK
WINDOW
Wait for The Sun
neon

Celesta Session
SPE TRAIN
Good Luck
AIMS
LIGHT

BEN

↑こちらが今回のセットリスト。「Laurentech」をやらないワンマンは久々だったような。1st・2ndセットともにセッションの曲から入り、曲間のセッションもわりと長めで、自分がスペアザのライブを見始めた頃を思い出させる内容でした。あの頃は担当楽器をチェンジしてのセッションとかやってたなあ。
 
「AIMS」後のMCでは宮原氏と芹澤を中心にバブル時代に流行ったもののネタで盛り上がり、アンコールで再登場してからのトークも、又吉君の髪を切られすぎた話をきっかけに「カッティングハイ」の話題で盛り上がっていました。スペアザはストイックな演奏とは裏腹な男おばさん的トークも魅力です(笑)。
 
終演後、同じくスペアザのライブを見に来ていた飲み仲間(前回の日比谷野音ワンマンも一緒に見た人たち)と合流し、新宿へ移動。日比谷野音ワンマンで飲みすぎた自分の失態をネタにされつつ、この日のライブの話とか、それぞれの音楽遍歴の話とかで終電間際まで飲みトークしました。その後も自分は朝まで飲みました。

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スペアザは今年、メジャーデビュー10周年。今回のライブでアニバーサリー企画をやることも少し話していました。発表を楽しみに待ちたいと思います。

札沼線(学園都市線)新十津川駅へ

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。2016年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。すでに年末年始の旅行から帰ってきていますが、今回は北海道滞在中に乗車した札沼線学園都市線)について紹介したいと思います。

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札沼線はもともと札幌市内の桑園駅から石狩沼田駅まで結んでいた路線で、1972年に新十津川〜石狩沼田間が廃止され、現在の新十津川駅までの路線となりました。それから40年以上が経ち、現在は「札沼線」より「学園都市線」の愛称のほうが定着しているみたいです。桑園北海道医療大学間は一部複線化され、2012年に電化されるなど、近年著しい発展を遂げています。
 
それとは対照的に、北海道医療大学新十津川間はいまも非電化。列車本数も少なく、末端区間の浦臼新十津川間にいたっては1日3往復のみ。この3月に行われるダイヤ改正でさらに減便され、1日わずか1往復になることがほぼ確実な状況となっています。

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ローカル線のまま残ったこの非電化区間も「学園都市線」と呼ばれていますが、個人的にはやはり「札沼線」と呼ぶほうがしっくりきます。
 
留萌〜増毛間廃止が決まっている留萌本線ほどではないと思われますが、石狩当別新十津川行の普通列車も、1両しかない車内に(自分も含め)多くの鉄道ファンらしき人たちが乗っていました。この日、札幌を出たときは大雪だったのに、石狩当別駅に着く頃には快晴となり、車窓に広がる青空と白い雪の景色がきれいでした。

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石狩当別駅から新十津川駅まで、時間にして1時間20分くらい。新十津川駅の手前には、南下徳富駅・下徳富駅の2トップが並んでいます。かつてこの2駅に中徳富駅(2006年廃止)を加えた3トップだったことを思うと胸が熱くなります。ちなみに新十津川駅も、かつての駅名は「中徳富」だったそうで、3トップへの強いこだわりを感じさせるとともに、おそらく2006年ドイツW杯の前に起きたであろう、3トップから2トップへの苦渋の決断に思いを馳せるのであります。
 
札沼線の終点となる新十津川駅は、ホーム1面と小さな木造駅舎があり、ローカル線の終着駅らしい雰囲気の駅でした。

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この駅から北東へ3kmほどの距離に函館本線滝川駅があり、新十津川役場から滝川バスターミナルまで、1時間おきにバスも走っています。そんなに近いんだったら、いっそ札沼線滝川駅まで延ばせば活性化するかも…と思ったりもするのですが、その滝川駅函館本線と接続する根室本線が全然栄えていないわけで、やはり現実は厳しいようです。
 
自分は今回、新十津川役場からバスに乗りましたが、新十津川駅まで乗ったお客さんの中には、そのまま札沼線の列車で折り返すという人も多かったみたいです。
 
札沼線の末端区間は、ローカル線としての魅力は感じられるものの、北海道には他にも魅力的なローカル線が多いだけに、わりと最近まで乗っていなかった区間でもあります。今後、1日1往復のみとなれば、ますます行きにくくなり、だったら滝川からバスで往復したほうが早いという話にもなるでしょう。留萌本線留萌〜増毛間と同様、いずれ廃止の話が浮上してもおかしくない気がします。